第80回「知的コラボ」の会(開催報告)

教育実践コラボレーション・センターでは、2026年10月15日(木)に、教育学部本館第1会議室において、第80回「知的コラボ」の会を開催しました。(フライヤー)

 

今回は、教育学研究科・グローバル教育展開オフィスの岩渕和祥講師に「教育の『日本型』国際化はありうるのか?ー国際バカロレア導入の政策過程を事例としてー」というテーマでご講演いただきました。
講演ではまず、国際的に通用する大学入学資格である国際バカロレア(IB)の概要や、その世界的な普及状況が紹介されました。続いて、日本におけるIB導入の政策過程について、政策文書の分析や関係者へのインタビュー調査の結果をもとに、導入を推進した多様なアクターの思惑や、政策・制度の変容が果たした役割が検討されました。また、IB導入後の大学入試制度との関係や、中等教育における政策的な摩擦、他国との比較などを通じて、日本の教育の国際化が持つ特徴が論じられました。さらに、教育の国際化をめぐる「卓越志向」と「平等主義」の対立にも焦点が当てられ、教育の市場化や政治主導の政策形成が進む中で、教育の公共性をいかに維持していくかという課題が提示されました。

 

フロアを交えた議論では、IB導入大学の推移や国際バカロレアの導入の事例を通じて活発な質疑応答が行われ、これからの日本の教育政策のあり方や教育の国際化について考える貴重な機会となりました。

 

 

 

 

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