第75回「知的コラボ」の会(開催報告)
教育実践コラボレーション・センターでは、2026年5月28日(木)、総合研究2号館・第二講義室において、第75回「知的コラボ」の会を「『生きる』教育」研究会との合同企画として開催いたしました。(フライヤー)
今回は、映画監督であり、私立高校の教員としても教鞭を執られている中村すえこ氏をお迎えし、「非行の背景と大人の責任―全国すべての少年院をめぐって感じたこと―」というテーマのもと、貴重な話題提供をいただきました。
中村氏は、自身の小・中・高校時代における「家庭や社会に居場所がない」という葛藤や、その中で選択したレディース総長としての経験を回想。そうした原体験を背景に、実際の非行少年たちの苦悩や彼らが立ち直っていく姿を描いた映画『記憶』シリーズの制作に至る経緯を語られました。さらに、人生を切り拓く一つの手段としての「教育」が持つ大いなる可能性や、現在の少年院における外部協力者としての具体的な実践活動についてもご紹介いただきました。
後半のフロアとの質疑応答では、実際に少年の立ち直り支援に携わっている学生や弁護士などの実務家から、現場に即した多角的な質問が寄せられました。これを受けて、少年院出院後における保護観察の現状と課題や、時代とともに変化する非行少年を取り巻く環境のあり方について、参加者全体でより深い議論と検討が行われ、大変有意義な情報交換の場となりました。











