第66回「知的コラボ」の会(開催報告)

 教育実践コラボレーション・センターでは、2025年7月25日(金)に、教育学部本館第1会議室において、第66回「知的コラボ」の会を開催しました。(フライヤー)

 

 今回は「大学教育を考える連続研究会(3)」として、高等教育学コースの佐藤万知准教授に「教育専任教員であるということ – オーストラリアの経験から考える」というテーマで話題提供をいただきました。欧米諸国では先行して展開・議論されている大学における教員の研究と教育の分業に関して、その制度的概要、さらにオーストラリアの教育専任教員の語りから見えてくる、教育専任教員が成立・維持される現実を支える言説・信念について、批判的談話分析の手法による検討から紹介していただきました。

 

 学生と大学教員を交えたフロアからは、大学教育に関する学生視点での期待や意見、また教員からは大学における教育と研究の折り合いや両立の可能性と意義、研究者養成の観点といった日本の今後の大学組織の展開に関わる意見や質問などが交わされ、今後の高等教育のあり方を考える有意義なな時間となりました。

 

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