第59回「知的コラボ」の会(開催報告)
教育実践コラボレーション・センターでは、2025年1月20日(月)に、総合研究2号館 第1演習室において、第59回「知的コラボ」の会を開催しました。
今回は、駒澤大学の萩原建次郎教授に「〈有用性〉という規範と『居場所』―学校外の生育環境を問う」というテーマで話題提供していただきました。子どもや若者の「居場所」喪失を、〈有用性〉が求められる空間・場面の肥大化という観点から読み解いたうえで、〈有用性〉とは異なる世界の展望について、事例を踏まえながらお話しいただきました。
フロアからは、「居場所」になり得る空間はいかに成立し得るのか、そのために必要な仕掛けは何か、などといった質問がなされ、活発な議論がなされました。「居場所」をめぐって様々な年齢層・立場の参加者の考えが交錯する、とても充実した時間となりました。