第53回「知的コラボ」の会(開催報告)

教育実践コラボレーション・センターでは、2024年1月9日(火)に、 教育学部第1会議室において、第53回「知的コラボ」の会を開催しました。

 

今回は、NPO法人京田辺シュタイナー学校の若林伸吉先生に「シュタイナー教育の実践~その魅力と現状・課題~」というテーマでお話いただきました。まず、こどもたちが「適した時期に」「いいもの(適したもの)」に出会えるようにデザインされたエポック授業について主に1・2年生の授業を例に説明してくださいました。「かず」の概念を学ばせるためのイラスト・イメージ・ストーリーテリングを用いた導入、1つの文字を3日間かけて学ぶ「ことば」の授業がどのようになされているのかについて、実例を交えながら提示していただきました。

 

さらに、「かず」の授業で取り入れられているお手玉を用いた活動に参加者全員で実際に挑戦しました。頭と身体をフルに活用しながら、倍数や公約数の概念をつかんでいく…というお手玉を用いた活動の中に、身体の使い方や平衡感覚をつかませるような機会、参加者が一体となって活動する機会なども組み込まれており、参加者自身がシュタイナー教育の実践に触れながら、その魅力を体感することができました。

 

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