第54回「知的コラボ」の会(開催報告)

教育実践コラボレーション・センターでは、2024年2月21日(水)に、教育学部本館 第1会議室において、第54回「知的コラボ」の会を開催しました。

 

今回は、教育・人間科学講座の三澤紘一郎准教授に「教育研究と親学問:哲学・教育哲学・philosophical anthropology」というテーマで話題提供していただきました。1つの学問分野の生成・発展の過程として、1960年代以降の教育哲学の展開を例にお話いただき、そのうえで「教育学者」という存在についての問いを投げかけてくださいました。

 

親学問との関係の捉え方に関して、参加者間では「自身を説明する際、教育研究者/教育学者/教育諸科学者(e.g.教育哲学者、教育経済学者)/諸科学者(e.g.社会学者/心理学者)のうち、どの立場に近いか」という問いのもと、意見交換がなされました。フロアからは「教育学」ということばから想起されるイメージの違いや、方法論、価値志向性との関係などに関する様々な意見が述べられ、議論を深めることができました。

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