第64回「知的コラボ」の会(開催報告)
教育実践コラボレーション・センターでは、2025年6月26日(木)に、教育学部本館第1会議室において、第64回「知的コラボ」の会を開催しました。(フライヤー)
今回は「大学教育を考える連続研究会(2)」として、教育学研究科・人間科学講座(高等教育学コース担当)の松下佳代教授に「ミネルバ大学を解剖する —汎用的・分野横断的能力を中心に—」というテーマで話題提供をいただきました。日本でも教育現場において重要視される汎用的・分野横断的な能力の育成に関して、現在国際的に注目されている「ミネルバ大学」の教育の概要と実践、その効果や意義を紹介して頂きました。
同大学では涵養されるべき汎用的能力が階層化・構造化されており、加えて、世界の複数の都市を移動しながら4年間の大学生活を送ります。これらの「意図的な」仕組みがもたらす効果などがフロアを交えて検討され、その革新性が日本の大学教育に与えるインパクトと課題が示唆されました。
次回の第3回「大学教育を考える連続研究会」ではオーストラリアで導入された「教育専任教員」をテーマに取り上げる予定です。