西平 直教授(学外協力教員)

臨床教育学:人間形成と東洋哲学

思想研究による教育人間学の探究。
これまで、はぐれ雲のように渡り歩いてきたのは、ハイデガーの現存在分析論、エリクソンのライフサイクル論、ユングの深層心理学、シュタイナーの人智学など。最近は井筒俊彦によって解きほぐされた「東洋哲学」に導かれつつ、世阿弥の稽古哲学と格闘中。
根底に流れる問題関心は、①人間形成(人格変容・ライフサイクル・ライフヒストリー)、②自己(実存・内面性・スピリチュアリティ)、③相互性(ケア・援助・ジェネラティヴィティ)。さしあたり、『エリクソンの人間学』『魂のライフサイクル-ユング・ウィルバー・シュタイナー』『教育人間学のために』(いずれも東京大学出版会)など参照。

平成25年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金)基礎研究A「学校を中心とする教育空間における力動的秩序形成をめぐる多次元的研究」